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1UPコラム
『1万円起業』を読みました! 2022/06/03

起業・副業に興味はあるけれど、あまりお金をかけたくないのは、多くの人の本音だと思います。
またビジネスを立ち上げるのに、多額の資金が必要だと思う方もいらっしゃると思います。
そこで『1万円起業』(著者:クリス・ギレボー 出版社: 飛鳥新社)を読んでみました!
著者自身が起業家
『1万円起業』は2013年に日本で出版され、当時からあまりお金をかけない起業が次々とあり、その事例が紹介されています。また著者自身が起業家で、ビジネスモデルの検証も行っていたことから、「採算のとれるビジネスは、だいたいにおいて1人で、たいした起業資金をかけずに始められていた」と「発見」されたということでした。
インタビューやアンケート
そして「アメリカとカナダの65都市と世界15か国を回って」インタビューやアンケートをし、それらの起業には、「6つのうち、少なくとも4つの基準に合致」しており、さらにそこから「うまくいく3つのルール」などが出されています。例えばルールの中で、「大好きなこと、得意なことが何でも人の興味を引くわけではないし、ビジネスにつながるわけでもない」が、しかし書かれているルールに基づけば「ビジネスが誕生する余地がある」としています。
そしてただ単に少ない金額で起業するノウハウということだけではなく、「テーマは自由と価値だ」とし、「夢を実現させ、心底好きなことをして豊かな生活を送る方法を見つけた人たち」が書かれていました。
ワーケーション!?
ところでコロナ禍になりテレワークが進みましたが、著者は「オフィスを定めずに仕事をし、自由に移動する」、今で言うところのワーケーションという言葉が、一番適切だと思われる働き方をされていました。しかし「どこでも仕事ができるという誘惑に目がくらんで、野心あふれる起業家の多くは、『仕事』よりも『どこでも』という部分に注目しすぎている。」「これは順序が逆だ」という注意点も触れられています。
重要な「原則」
そしてビジネスの資金について、起業にあまりお金がかからない重要な「原則」が、書かれています。さらに最後には「失敗から学ぶこともある。おそらく自由を得る途中で、少なくとも1回は間違ったスタートをするだろう。でも1万円起業なら、失うものはほとんどない。」とし、起業って楽しそうだ!チャレンジしてみるのもいいかも!と思える1冊だと思いました。
『1万円起業』
クリス・ギレボー (著) , 本田直之 (監訳)
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