Ｂ−ｉｎｇ(2005年02月09日号)
異業種交流会で仲間が増えた
将来は経営の中枢を担いたいと考えている、松田さんは、社会人１年目から異業種交流会に参加している。
「これまでに名刺交換をした人は約８００人。互いに自己紹介した後の会話で意気投合し、そのうち５０人くらいとは、仕事の悩み、将来の目標を語る仲になりました」
現在はそこで出会った仲間とビジネスの種を見つけて、事業として成立するかを試しているものもある。
「このように自分の力と仲間の実力がどこまで通用するかを試せるのも、志を同じくする仲間が見つかったからこそ。意欲のある人たちと時間を共有することで、互いに切磋琢磨して刺激を受けています。経営にかかわるという目標を達成できるように、自分を磨きたいと思っています」
フレンドリンク異業種交流会には松田さんのほかにもこんな人がいます。
有限会社アクセルメディア
代表取締役
諏訪 功 氏
２００１年にこの会を始めてから延べ５０００人が参加しました。会社経営者や個人事業主、事業準備中の人や転職活動中の人など、業種職種問わずいろいろな人がいます。
この会での出会いがきっかけでビジネス上の提携をしたり、取引をする人も多いですね。私自身も、この集まりで知り合った人と会社を２つ設立しました。
ただし、この場でビジネスに直結することはまれで、その後のやりとりや知り合った人を介してさらに別の人と出会うということの方が多いですね。異業種交流会というと、即日ビジネスチャンスがあると想像する人がいるのですが、目先の利益だけを優先する人には参加をお断りしています。長期的な信頼関係を通じてビジネスチャンスは広がっていくものですから。
