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AI時代に必要とされる人とは?~中小企業の社外番頭 村井庸介さんの「番頭イズム: "欲しがられる人材"の共通点」を読みました! 2024/11/28
AIの台頭で「こんな仕事がなくなる!」という話を、よく聞かれると思います。
また20代などの若い世代だけでなく、今後、年金だけにたよるのではなく、長く働き続けることを考える、ミドル世代や中高年の方々も、それはとても気になっていると思いますが、しかし、では今すぐ何をしたらいいのか?について、分からない方が多いと思います。
そのような中で「番頭イズム: "欲しがられる人材"の共通点」(村井庸介 著)を読む機会を、フレンドリンク編集部では頂戴致しましたので、さっそく読ませて頂きました!
業績は直近では過去最高となった
まず「番頭とは『商家の使用人のうち、店の万事をとりしきる、頭だったもの』と辞書にもある通り、一言でいえば『社長やオーナーの代わりに何でもやる人』」と書かれています。(ちなみにこのコラムの筆者の私は、商売を営んでいる家で育ったので、「番頭さん」の存在感を思い出したりもしました。)
そして村井さんは、大学卒業後、野村総合研究所へ入社、リクルート、グリー、日本IBMなどをへて、アウグスビール㈱の取締役COOをされており、「番頭」という取り組み方によって、アウグスビール㈱の「業績は直近では過去最高となった」という成果を、出されているのです。
もがき苦しんだ
またこのようなご経歴から、エリートという印象を持たれるかもしれませんが、「もがき苦しんだ1人」で、職場職場で試行錯誤し、「相手が何に困っているか」「自分ができることは何か、活かせるスキルは何か」を考えるようになったということでした。そしてアウグスビールと出会い、結果を出し、経営に携わる視点から、どういった人材が望まれているのか?そして具体的に何をすれば良いのか?について、詳しく書かれているのです。
異業種交流会で得たアイデアを、自社の新商品開発に応用
例えば「上司や先輩の出世は、あなたにとっても新たな機会を生み」「重要なのは、上司や先輩の目標や課題を理解すること」で、上司などに「自分なりに情報を収集し、アイデアを提案する。」とあります。またその他にも「むしろ、異なる業界や職種の人をメンターにすることで、新たな視点を得られる」「異業種交流会で得たアイデアを、自社の新商品開発に応用してみる。」と書かれています。
手触り感
そしてこのように、今の業務に取り入れられることが、詳細に記載されているのです。また村井さんが新卒で入社した会社を退職した理由については「‘’手触り感“を感じ取れず、もやもやした気持ちを抱え」「『実体験、あるいは実践知』を起点として仕事に向き合うほうが、自分の性に合っていた」とのことでした。
そして「人の感情の機微を読み取ろうとする姿勢」や、「相手に寄り添う」ことの大切さが記されています。
あなたは、どんな番頭ですか?
また最後に「あなたは、どんな番頭ですか?」とあり、私自身を振りかえってみると、今年は職場で困っていることを話してくれた方の解決策を考え、それを実行にうつせたのは、手前味噌かもしれませんが、「番頭イズム」だったのでは?と思います…そしてこの他にも、このようなことで自分ができることがあるのでは?と見つけるようになり、この積み重ねがAI時代を生き抜くことにつながるのかもと感じました!
「番頭イズム: "欲しがられる人材"の共通点」(村井庸介 著)は
「こちら」
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