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相手の感情の機微を読み取るには?AI時代を生き抜く働き方~「番頭イズム」著者 村井庸介さんに伺いました(2) 2024/12/10

(1)からの続きです。
https://friendlink.jp/1up/news/634/
いい波には、乗っかっちゃった方が楽
編集部「それから村井さんは、アウグスビール㈱の取締役COOもされていらっしゃいます。経営者がAI時代を生き抜くには、どのようにしたらいいとお考えですか?」
村井さん「いい波には、乗っかっちゃった方が楽だと思います。
波にあらがわずに、AIに任せて、どこに向かったら尖らせられるのかを考えて、尖らせられるところは、尖らせていくといいと思います。」
編集部「村井さんが、アウグスビール㈱の取締役COOになられたのは、どういったことからだったのでしょうか?」
村井さん「アウグスビールは、シンプルに応援したいっていうところからでした。
それでどんどん、自分自身が楽しかったというところです。」
土地全体の建物を含めた雰囲気を、加味
編集部「クラフトビールは、地域の良さを引き出すものだと思いますが、そのあたりはいかがですか?」村井さん「おっしゃる通りです。
クラフトビールはその土地の風土とか、土地の食べ物とか…その土地全体の建物を含めた雰囲気を加味させて、最大限に活かして、『その場でおいしいと感じるか?』というので決まるのが、ポイントだと思います。」
自信を持って言えるか
編集部「クラフトビールが成功するポイントが、そういったことなのでしょうか?」村井さん「シンプルに言うと、自信を持って言えるか?だと思います。
うちのビール、うちの町のビールおいしいよねって。
導入したお客様の事例は、本業のショールームスペースの活用や、古民家再生などです。
全国で30か所の立ち上げに関わらせて頂きましたが、全国に『クラフトビールって楽しいんですよ!』ということを、広めたいです。」
社長は背中を見せていればいい
編集部「村井さんが今後どうされたいかついて、さらに教えて頂けたらと思います。」村井さん「社長にとって、必要な番頭を育ててアシストしていきたいと、考えています。
そして番頭の立ち居振る舞いを教えていき、指導しサポートしていきたいです。
社長は未来を見て頂きたいです。
社長が箸の上げ下げまで教えていたら、やりたい事業にブレーキがかかってしまいます。
社長は背中を見せていればいい。
その背中を見ても分からないことがあれば、解釈を伝えられたらと思っています。
そしてそれは、AIでは教えられないと思っており、『社外番頭』としての道が、重要になってくると思います。」
編集部「『社外番頭』、新しい感じがします!本日は、ありがとうございました!」
村井さん「古くて新しい、と言いますか…こちらこそありがとうございました。」
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https://friendlink.jp/1up/news/628/
今回お話を伺ったのは

アウグスビール株式会社 取締役COO
村井庸介さん
https://yosukemurai.com/
慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、
株式会社野村総合研究所に入社。
その後リクルート、グリー、日本アイ・ビー・エムをへて
2015年からはメガネスーパーの企業再生で新規事業立上や事業提携を通じて同社黒字化に貢献。
出資したアウグスビールでは新規事業を立上げ、「クラフトビール工場(マイクロブルワリー)」の立上げから運用まで一気通貫で支援するサービスを提供する。
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