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褒めるとき何秒で褒めていますか? 2015/05/01

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褒めるとき何秒で褒めていますか?


褒めるとき何秒で褒めていますか?
管理職研修をしていて、よく「まず褒めてください」、「褒めるときは具体的な行動を褒めてください」とお伝えしています。
その時に、自分は褒めているけれども部下に全く響かないという相談を受けるときがあります。
よくよく話をお伺いしていると、一つの可能性がわかりました。

それは、
行動が起きてら、褒めるまでの時間が離れすぎている
ということでした。

相談をしてきた方は、朝いいなとおもうことがあってもその日の夕方ごろに部下を呼んで褒めていたようです。
またあるときは、トイレに行くタイミングで褒めていたというケースもあります。この場合は何に対して褒められたのか部下の方がわからないという結果になってしまいました。



望ましい行動→すぐに褒める
というセットがあることで望ましい行動が増えていきます。

望ましい行動→1日後に褒める
では望ましい行動は増えません。

また、
特になにもしていない→トイレに行ったついでに褒める
では、ひょっとしたら特に何もしていないという行動が増えてしまうかもしれません。

せっかく褒めるのであれば即時に実施した方が効果的であることは科学的にも実証されています。
どうせ褒めるのなら、すぐに褒めましょうとアドバイスしたところ、後日その管理職からは効果があったと連絡がありました。
皆さんも部下を褒めるとき、すぐに褒めていますか?ぜひ一度すぐに行動を褒めるを試してみてください。






植田 健太
執筆者:植田 健太Office CPSR 代表
臨床心理士・社会保険労務士事務所
東京都町田市中町1-4-2 町田新産業創造センター2F
Tel:03-6384-7472 Fax:050-3312-6880
【事務所HP】http://cp-sr.com/

日本唯一の臨床心理士・社会保険労務士事務所であるOffice CPSR代表。
キヤノンアネルバ株式会社およびキヤノン株式会社で約10年人事を経験後、Office CPSRを設立。
著書・論文として、EAPハンドブックや数々の論文を公刊
ストレスマネジメントの研究で、国際健康心理学会での受賞歴を有している。
「頑張る人がより頑張れる環境作りを」をモットーに、単なるメンタルヘルス対策にとどまらない、好循環を生む職場環境作りを得意としている。

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