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1UPコラム

起業。身の丈の幸せをつかむため 2016/04/18

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起業。身の丈の幸せをつかむため


起業。

こんなシゴトがしたい!
あんなこともできるのではないか!
ビジネスアイデアはいっぱいあるんですよ!
会社を作りたいんです。
こんなん今までになかったでしょ!すごいでしょ!
絶対儲かります!

こんな若者たちが「フレンドリンク交流会」にもよく来られます。

で、なんで起業するの?
んっ、、、、えっー、上場したいんです!
へぇっ、と私。
じゃー、なんでそのシゴトをしたいの?
まだ、だれもやってないんで、

(再び) へぇっ君は何を勘違いしてるのか、と私。
こう質問を返す。
ところで、今いくら貯金してんの?
お話しにならない金額が返ってくる。

お金を貯める習慣のない人が起業したら、間違いなく世間に迷惑がかかる。
アイデアなんて、同じ事を考えてる人間なんて、万単位でいてるからご心配なく。
自分を特別だと思わないこと。
あなたにできることは、みんなにもできます。
空想でもなく机上でもなく、起業するのであれば、大事なのは、先ずリスクをとる覚悟。
自分ひとりのチカラで、やってみることだ!
アイデアなんて、誰よりも早く実行できるかが全てやかんね!
失敗から学び、涙の努力と更なる努力と継続。
成功した人は寝ずに仕事をしている。
その人が、シゴト自身になる。
その瞬間が、大成の源になる。
強靭な肉体と精神力は必携だ。
一番大切なのは、
必ず、やりきる。
うんざりするぐらいの運と星。
必然的な出会いの連続。
そして、千が一、
結果が出れば、めでたしめでたしである。

しかしながら、大半の会社は結果を出せずに、遅かれ早かれ倒産します。
30年前の起業と状況は違う。
これから、もっともっと厳しくなるでしょう!
ビシッと結果が出ても、後から後からライバル社がやってくる。
厳しい競争が永遠に続くのだ。
会社の競争は永遠やから、勝ち続けないと大変なことになる。
もちろん、勝つことが目標ではない。
最低限の結果の繰り返しにすぎない。
繰り返し、繰り返し、繰り返し、勝ち続けること。
そして、
日々、腹の底から突き動かされるテーマを持たないといけない。
そこには、
太く大きな普遍の理念がなければいけない。
ずっと先のそのまたずっと先の先の先、、、
未来まで通じる真っ直ぐに伸びる理念がなければ。

私は、いつもこう諭す。
今の仕事を辞めず1000万円、貯金しなさい。
1000万ぐらい、必死で働き、
ええかっこせず、無駄遣いせねば、数年で貯まる。
すぐに国金だの助成金だのVCだのパトロンだの親戚だの友人らに金策する者が成功できるはずがない。
またそうやって、必死に貯めたお金も事業を始めれば、
数週間で無くなる事も覚悟して於かなければならない。
昨年も、たくさんの倒産を目の当たりにした一年であった。
お金がないなら起業しないこと。

事業をはじめても安易にお金を借りないこと。
VC業者には、特に注意を!借金だけが残ります。
取引先やお客様、皆に迷惑がかかるからね。
苦労せず起業した者は、お金の有り難みがわからんから、
終わりかたも見苦しい。
貸す方も貸す方やけど、情けない話しである。
私の周りでも、醜く汚い休眠経営者がいっぱいいる。
広く大きな意味で、会社の為に死ねるか?
起業とはそういうことだ。

人生の大半は労働です。
バシバシ働くことは素晴らしいと思う。
やりたいことができない。
やれないことが多い。
当たりまえではないか、我々は選ばれた人間ではない。
我慢せねばならぬ時が多い。
自身の決断で、幼き頃から選択し続けた結果、今ここに立っている。
皆、頑張っている。
それで、いいではないか、一時の野心だけでは、どうにもならない。
甘くない。
日々の仕事も甘くない。
辛く厳しく、結果も問われる。
では、なぜ仕事をするのか?
では、なぜ起業をするのか?
わかった人から上がりではないでしょうか!
私、
ちょっとだけ、わかりました。最近の私は、
こう答えてます、
「身の丈の幸せをつかむため」です。





保 喜博
執筆者:保 喜博株式会社テンプラス 代表取締役

はじめまして、テンプラスの保喜博(たもつ よしひろ)です。
東京、名古屋、福岡、沖縄の「フレンドリンク」でお会いした方もたくさんおられると思います。
お蔭様でフレンドリンクで交流会を主催し始めて16年目、株式会社テンプラスも19期目に突入しました。(2018年現在)
いつもありがとうございます。皆様には感謝しております。
そこで、交流会15年!会社経営18年!のキャリア?を活かして、起業と会社経営について、思うところをビシバシ書いていこう思います。

私は、大阪港区で100年つづく米穀商の3代目です。大学を卒業し、大手の総合小売業に就職しました。愛社精神の塊で、24時間365日走り続けた10年でした。仕事が楽しくて楽しくて、明るく元気な最高のサラリーマン時代を全国で過ごしました。
しかしながら、その会社の経営難もあり、退社をして大阪に帰りました。久しぶりに大阪の街を歩いてみると、商店街の2代目3代目の商店主は疲れきっているし、お店のシャッターがどんどん閉まっていくのを目の当たりにし、「この状況を何とかできないかな」と感じ、テンプラスを18年前に創業しました。

経営理念であります、ジモト還元!チイキ貢献!ビジネスをモットーに単純に儲けることだけを考えるのではなく、地域社会にどのような貢献ができるかという視点で、サービスをつくっています。
創業20年に向け、やはりテンプラスは、果敢に新しいビジネスにチャレンジしていきます。
コラムでも、よろしくお願い致します。

株式会社テンプラス
URL: http://tenplus.co.jp

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