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1UPコラム
社会人のための「焼香作法」のマナー 2016/10/14
社会人のための「焼香作法」について
社会人たるもの、冠婚葬祭マナーくらいは・・・現代ではネットで調べたらなんでも情報を得ることはできますが、
いざ、実際にやってみるとなると、意外と忘れてしまうものではないでしょうか?
そこで、今回みなさまにお送りするのは、「焼香作法」についてです。
お葬儀の際のお焼香の回数、
何回すればいいか迷ったことはありませんか?
年齢によっては、お葬儀自体にあまり参列なさることも少ないのでしょうか?
『とりあえず前にならえば良いよ』なんて声が聞こえてきそうですが(苦笑)
実は宗派によって回数が決まっているのです。
では、お焼香にはどんな意味があるのか?
「自らの心身の穢れを落とし、
清らかな心で故人や仏様に祈りを捧げる為の下準備」としての要素が強いですね。
焼香の回数
■天台宗 ⇒ 回数を特に定めてない■臨済宗 ⇒ 1回(押しいただく、いただかないの定めがない)
■真言宗 ⇒ 押しいただいて3回
■曹洞宗 ⇒ 2回(1回目は押しいただく、2回目は押しいただかない)
■日蓮宗 ⇒ 押しいただいて1回または3回
■浄土宗 ⇒ 押しいただいて1回から3回
■浄土真宗本願寺派 ⇒ 1回(押しいただかない)
■浄土真宗大谷派・曹洞宗 ⇒ 2回(押しいただかない)
お線香を立てる本数
■天台宗・真言宗 ⇒ 3本■日蓮宗・臨済宗 ⇒ 1本
■曹洞宗 ⇒ 1本
■浄土宗 ⇒ 1本を2つに折る
■浄土真宗本願寺派 ⇒ 1本を2つに折り、横に寝かす
■浄土真宗大谷派 ⇒ 火を付けずに折って置く
決まりはありますが、必ずそのやり方をしなくてはいけないというわけではありません。
◎作法よりも気持ちが大事です◎
焼香にはその煙と香りによって仏前を清める意味がありますので、心を込めて行ないましょう。
焼香を行なう流れについてはこちら。
一般的な流れですので参考程度で覚えておいて下さい。
1.順番が来たら後ろの人に会釈をする
2:焼香台の少し手前で遺族の順に一礼して焼香台の前に進む
3:遺影を見つめて一礼し、1歩前に出て合掌する(手を合わせる、数珠は左手)
4:左手は合掌の形のままで、
右手(親指・人差し指・中指)で香(抹香)を軽くつまみ、顔(目の高さ)の前で捧げる
5:静かに香炉に香を落とします(宗派などによって異なりますが1~3回繰り返す)
6:再び遺影に合掌して一礼する
7:前向きのまま少し(3歩くらい)下がり、僧侶・遺族に一礼して自席に戻る
いかがでしたでしょうか?
あなたが明日のお葬儀、いや、明後日の法事に行くことになっても、
知らないで行くのと、知ってて行くのとでは大きな差がありますね?
もちろん、わからない時は、おぼうさんどっとこむの葬祭部門の
スタッフに会場で聞いていただければ丁寧にご案内しますから、
ご安心ください(笑)
◎作法よりも気持ちが大事です◎
≪合掌≫
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