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1UPコラム
引きこもりを乗り越えて~八丈島でレモン栽培をされている奥山智弘さんに伺いました(1) 2021/10/15
2拠点ワーカーや多拠点生活、ワークとバケーションの造語のワーケーションという言葉も出てきて、気になっている方もいらっしゃると思います。
そこで八丈島でレモン栽培をし、都心でも働くという2拠点生活をされており、また引きこもりを乗り越えた、という経験をお持ちの奥山智弘様に、お話を伺いました!
引きこもり
奥山さんは注文建築の営業や、木造住宅のリフォームの仕事を経てから、不動産賃貸業をし、業績は順調だったということでした。ところが入居者と接する機会はほとんどなく、人とあまり話さなくなり、今の日焼けした奥山さんからは想像できないのですが、家にこもるようになってしまったそうです。
またもともとお客さんと直接関わることが好きな奥山さんは、毎日通帳の数字を見ていて幸せなんだろうか?と疑問に思ったともおっしゃっています。
そこでもっと「愛があることがしたい!」と思い、一念発起し、2年程前に故郷の八丈島の特産品である、レモンの栽培を始めたということです。
無農薬レモン
また栽培するにあたりレモンの作り方を一から勉強するために、飛び込み営業のように全国の農家に聞いて回り、その中で前が見えない程の量の農薬を撒いて、つやつやのレモンをつくる現場を見て違和感を覚え、無農薬での栽培を決めたと述べられています。そして広島の道法さんとおっしゃる、無農薬レモン生産の第一人者に直接指導を受けることができ、普通のレモンより3倍位大きく、糖度が高くて甘い、皮まで食べられるものをつくることができたということです。
また奥山さんはつくったレモンを「こまちレモン」と命名し「これがレモンなのか」と食べた方から喜んでもらえることもでき、1年前の冬に収穫されたものは、驚くことに完売という快挙を成し遂げられました。
大型の台風
そしてビニールハウスでは中が温かく害虫が出やすくなって、農薬を撒くことに繋がってしまうので、今年は通気性の良い白いネットでつくった奥山さんが名付けた「こまちの家」で、レモンの木を覆って育てることにしたそうです。
しかし天候の影響のようですが、表面に粒ができて商品価値がなくなるという、カイヨウ病になってしまったものもあり、塩を撒くといったことで何とか被害を抑えていました。
ところがそのような時に、八丈島に大型の台風が近づいて来たのです。
コロナ禍を乗り越える~八丈島でレモン栽培をされている奥山智弘さんに伺いました(2)
に続きます。
今回教えて頂いたのは 奥山智弘さん
株式会社八丈小町 代表取締役
注文建築の営業や、木造住宅のリフォームの仕事を経て不動産賃貸業へ。
2019年に故郷の八丈島でレモン栽培を始める。
八丈こまちレモンについてはこちら
https://www.instagram.com/comachilemon/
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