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1UPコラム
第5章「新しい人脈をビジネスに昇華させる」 第9項会ったあとに注意すべきこと 2021/09/01
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第5章 第9項 会ったあとに注意すべきこと
焦らずじっとチャンスを待つ
個別に会ったあと、具体的にどのようなアクションを取ればいいのか悩んでいる人もけっこういるようです。よくいろいろな人脈作りの書籍などには「会った後は必ず24時間以内にサンクスメールを送るべし」とか「お礼状を書くように」と書いているものを見かけます。
もちろんサンクスメールや礼状が好感を持ってもらえる可能性があることは否定しません。
しかし、私の経験からいうと、「そんなことをしなくても繋がる人は繋がるし、ていねいにメールやはがきを送っても繋がらない人は繋がらない」というのが現実です。
前述したようなノウハウ本が多く出ているため、たしかにサンクスメールやお礼状を送ってくる人が増えています。
うがった見方かもしれませんが、どうも杓子定規に見えてしまいます。
「どうせ、みんなにしてるんでしょう」「わざわざ礼状をおくるなんて、何か狙っているのかな」なんていう印象を持つ人も少なくないようです。
【ポイント！】交流会をへて２回目会うことができた人に対しては、
「鉄は熱いうちに打て」というより、むしろ「放置」したほうがいいとすら言えます。
仮に盛り上がったといってもまだ会うこと2回ないし3回。まだ完全に信頼しあうという段階ではありません。
そんななか妙な焦りをみせると、返って逆効果になることがしばしばあります。
人間関係は「出会う」こともタイミングなら、「深い関係になる」ことも、そして「ビジネスとして成果」になることも、またタイミングです。
タイミングでないときに無理やり繋がろうとしてもやはり難しいのです。
それより相手としっかり絡める何かがあるまで放置していても問題ありません。
私自身も何度か経験があります。
交流会後にすぐに会って、その後まったく連絡を取らなくなった人と、一年以上たったある日、ひょんなきっかけでまた会って、それからものすごく強いつながりになり、仕事で取り引きするようになったということが。
（何度かあったというより、むしろ仕事になるのは、多くはこのパターンと言っていいかもしれません）
これは2回目があったからできることなのです。
交流会で会っただけで、その後、放置をすれば単純に忘れ去られるだけですが、
【ポイント！】2回目に会うと、お互いの印象はそれこそ何百倍にもなり相手が自分のことを忘れるという可能性も極端に下がります。
植物の種まきと同じで、種をまいてあとやたら水をやりすぎたり、土を掘り返したら出る芽が出なくなるように、人間関係でも２回目に会うことが「種まき」に
相当し、あとは芽がでるタイミングをじっと待っているという意識が大切です。
むしろ、それでも大丈夫なんだという意識をもつことです。
2回目に会うということが、それだけのパワーを持っている、ということなのです。
※次回は第6章 「継続する本当の人脈へ」に続く
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Web開発・コンサルティング会社の株式会社アクセルメディアも20年間経営したのちM&Aにて売却。
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○株式会社アクセルメディア 創業者（元代表取締役）
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