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1UPコラム

営業にウルトラCはあるか? 2016/09/02

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営業にウルトラCはあるか?


営業マンにとって、一番重要な事は?

「営業」といっても、売る商品や価格によって、ターゲットも営業方法も様々で、
なかなか「営業とは」をひと言で表現するのは難しいと思います。

営業マンにとって一番重要なことは何か?
ほとんどの方が、「お客様を訪問する事(お会いする事)」と答えるでしょう。
私も、そう答えます。
ですが、実際のところ、外回りだけが営業マンの仕事ではなく、
お客様から頂く課題や、提案資料の作成、見積作成もあるでしょうし、
会議の準備や、チームの数字の集計、報告書の作成など、自分の担当先に関わる事以外の仕事もあり、純粋に営業活動にだけ集中出来る環境ではない方が大半なのではないでしょうか。
また、同じ訪問でも、売上を上げる為の訪問ではなく、クレーム処理でのお詫びの訪問も一定の確率で発生する事と思います。

事務仕事が増えて追いつかなくなると、残念ながら、営業活動に充てる時間を減らしてしまう事になります。
お客様とお会いするという一番重要な仕事が優先出来なくなってしまっている方も少なくないのではないでしょうか。


売上目標より訪問件数目標

営業にミラクルやウルトラCはあるか?
答えは「NO」です。(1度や2度はあるかもしれませんが。)
大きな契約を決める営業マンも、傍から見ればミラクルかもしれませんが、
それは、地道な訪問、人脈作りの成果であってウルトラCではありません。

お礼を兼ねて請求書をお持ちする、新しいチラシやパンフレットをお持ちするだけでも、
立派な営業活動だと思います。
とにかく、直接お会いする機会を増やす事により、お客様にも親近感を抱いて頂けるでしょうし、自分自身もセールストークを工夫する、考える様になります。
お客様が抱く親近感は、いずれ信頼感に変わります。

営業にウルトラCは、ありません。行動量(訪問件数)と成果は比例します。
夏の暑い日も、冬の寒い日も、雨が降る日も営業活動をしなくてはならない訳ですから、遠く高い売上目標を追う為に、まずは、訪問件数の目標を立て、実行してみましょう。

ご拝読賜り、厚く御礼申し上げます。

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寺野 良祐
執筆者:寺野 良祐
温泉ソムリエ協会認定 温泉ソムリエ

1973年生まれ 東京都出身
大学時代の飲食店でのアルバイトを通じ、サービス業・接客業に魅力を感じ、新卒で栃木県の温泉地にある大型観光ホテルに入社し、宿泊部門・予約部門・料飲部門を経験。
その後、宿泊特化型のホテルチェーンにて、オペレーション全般・営業・新規開業・地方のホテル再生事業に携わったのち、温泉テーマパークの、団体セールス・館内オペレーションに従事。
現在は、シティホテル・バンケットの営業、企画を担当。

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