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20代で起業し20年継続させるには?フレンドリンクを設立した諏訪功に聞きました 2021/10/01

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20代で起業し20年継続させるには?フレンドリンクを設立した諏訪功に聞きました


 フレンドリンク 1upコラム編集部の私(このコラムの筆者)は、ここのところ20代30代の若手経営者・個人事業主とインタビューなどで話をする機会がよくあります。

 そしてその時に、フレンドリンクは異業種交流会の開催を20年前に代表が始めて起業し、現在まで続いているとお話すると、驚かれたり質問されたりするので、20代で起業し20年続くには?といったことを、フレンドリンク合同会社 代表 諏訪 功に改めて伺いました!


どのようにビジネスを見つけたか

 1997年に諏訪功は明治大学を卒業後、飲料メーカーに入社し、営業の部署に配属され、起業を30歳までにしたいと思っていた中で、当時は異業種の人たちが集まる会に、商工会議所や青年会議所などのどこかの組織に所属しないと参加が難しいと気づいたということです。

 また一方で男女が出会う、いわゆる「ねるとんパーティー」が大流行していたのですが、「人が出会う機会を作る」という意味では効率的かつ合理的で、申し込みをすれば誰でも参加できると仕組みであり、これはビジネスでの出会いに応用できるのではと考えました。

 さらに当時(1990年代終盤)はインターネットが急速に普及し始め、インターネットを使って「人と人が出会うことができるプラットフォームを創る」という着想に至りました。

 そこでビジネスとねるとんパーティーを掛け合わせたリアルな出会いの機会(交流会)と、その出会いをインターネット上で補完する場(今でいうところのSNS)をつくろうと思い、2001年に起業しました。


決断してからの実行を迅速に

 そしてその事業が今年1月で丸20年をむかえるまでに継続できたのは、「運が良かった」ことと、そしてやはり「出会いがあったから」で、今のフレンドリンクは多くの貴重な出会いによって、支えられていると話しています。

 また自分自身について優秀な経営者にある「即断即決」のタイプではなく、深く考えてから行動するタイプだと思っているということですが、決断してからの実行を迅速にするようにし、こうなったらこうなる、というパターンの想定をあらかじめよく考えておき、そのパターンの出来事が起こったら、すぐに実行に移すということです。


これから先の50年

 そして20代で起業したい方へのアドバイスとして、「起業はしない方が良いよ。大変だよ。」とした上で、そう言われてもやりたい人がやるもので、またそれでも自分は出来るんだと思う人が、5年後10年後も残っていけるということです。

 またコロナ禍の変化についてはコロナの影響により便利だと分かったこと、例えばリモートワークといったことは残るが、人間の本質は変わらないので、人との出会いの価値は不変だ、と述べています。

 そして人生100年時代と言われているので、今はこれから先の50年を、さらに見据えていきたいということです。

今回教えて頂いたのは

諏訪さん画像
フレンドリンク合同会社 代表 諏訪 功

東京都出身。
1997年に明治大学を卒業後、UCC上島珈琲株式会社に入社。
2001年に「人生を変える人と人の出会いの機会を提供する」の理念の元、異業種交流会「フレンドリンク」の開催を始める。

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フレンドリンク 1upコラム編集部
執筆者:フレンドリンク 1upコラム編集部
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【フレンドリンク異業種交流会について】
フレンドリンク異業種交流会は「ビジネスパーソンの皆さんとって『価値ある出会いの機会を提供する』」ことをミッションに、2001年より異業種交流会を開催しています。
現在は東京、名古屋、大阪、札幌、福岡など全国の主要都市で定期的に開催、また経営者限定、女性限定、士業限定など様々なカテゴリーの交流会を開催、運営しています。
2019年の年間交流会開催数は906回。開催スタートから延べ75000人以上のビジネスパーソンに参加していただいております。
○フレンドリンク異業種交流会 公式サイト
https://friendlink.jp/

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