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1UPコラム
第3章「人との出会いがすべての始まり」 第5項話をしたい・・・でもその前に聴く 2021/09/01
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第3章 第5項 話をしたい・・・でもその前に聴く
人脈作りでは「話をする」のはNG!?
人脈を作りたいと考えていて、交流会などでぜひ付き合って行きたいと思える人と出会ったとき、普通の感覚として「相手に気に入ってもらわなくては!」
という気持ちが沸き起こります。
当然のことだと思います。しかし、ここで注意が必要です。
人は通常、相手に気に入ってもらいたい時に自己アピールをしようとします。
「私はこんな仕事をやっていて、こんな経歴で、実績はこんなで、それでもってこれから先はこんな夢があって、それを実現するにはどんなリソースや人脈が必要で・・・」
ように。
私自身、交流会に加わっているとき、こんなことがありました。
お二人の方がお話になっていたので、混ぜてもらおうと近づいていきました。
するとお一人の方が熱心にご自分の事業内容を説明されていました。
ほどなく私も混ぜてもらい名刺交換をすると、その方は私に向かっても同じようにご自分の事業内容を熱心に話を始められました。
それが実に長い(苦笑)
しかも「会話」という感じではなく、一方的に話をされていました。
ひとしきり話が終わったところで、「ぜひ今後ともよろしくお願いします!」
と話をまとめ、その人はその場を立ち去り次の人へと移っていったのです。
私からすると、この人(一方的に話した人)と「話をした」とはとても思えません。
もちろん私のなかで心象も良くありません。しかも正直を言ってしまえば、この方から聞いた話は長かったんですが、この方が何をしているかはよく把握できませんでした。むしろ、長いから訳がわからなくなった感もあります。
しかし、こういう人は結構いらっしゃいます。
特に、交流会などでは、自分のアピールの場所と捉え、ひたすら話まくる人がいますが、これは明らかに逆効果です。
大切なのはまず相手を理解すること
「話を聞いてばかりでは自分のビジネスにつながらない」とおっしゃる方もいますが、本当にそうでしょうか?初対面の人と会った場合に、相手の話を一切聞かずに自分だけしゃべることはできません。
むしろ相手の話をきちんと聞くことで
「自分のビジネスにつながる人かどうか」
「自分が相手の役に立ちそうか」
を理解することができ、無駄なプッシュをすることなく話を進めることができ、明らかに違う相手であれば、すぐに話を切ることで自分も無駄な時間を過ごさずに済みます。(ちょっといやらしいですが、現実的に(苦笑))
【ポイント!】相手の話をじっくり聴いているからこそ、相手のニーズをしっかり捉え的確なオファー(提案)ができるようになります。
どんな仕事でもそうですが、サービスの提供者がお客様のご要望を無視して「これがいいんだ!」と自分よがりなサービスを提供してもなかなか受け入れてもらえません。それと同じことなのです。
交流会で一方的に話をする人が、日々の業務の中でご自身のお客様に対してそういう態度をとっているものではないと思います。
ただ、「交流会で新しい人脈を探そう」と意気込むことで、ついつい自分の話ばかりしてしまうという恐れがあります。
交流会で人脈を作りたいのではあれば、むしろ話を聞くことが貴重な情報源であると意識して
『 話を聴く 』
ことが一石何鳥にもなるのです。
※次回は第3章 第6項「重要なのは、『質問力』」に続く
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