トップぺージ > 1UPコラム > 異業種交流会で気の合わない人と出会ってしまったとき、どうするか?
1UPコラム
異業種交流会で気の合わない人と出会ってしまったとき、どうするか? 2014/10/02
異業種交流会で気の合わない人とであった場合
異業種交流会など、新しい人との出会いの場所においては、たまに気の合わない人に会うことがあります。筆者自身これまで交流会を開催してきた中で本当に多くの、また色々な方とお会いしてきました。
そうすると、交流会を始めた当初まだ若かったときには
「この人とはちょっと合わないな~」
と感じてしまったり、それくらいだったらいいですが、
相手の取った言動に対し「カチン☆」と来てしまうこともあったりもしました。(自分の未熟さを晒すようですが。。。(汗))
さて、こんなときはどうしたら良いでしょうか。
佐藤ひとし氏の著書『夢の種を育てる人の生活習慣』(PHP研究所)にこんな
ことが書かれています。
以下、引用
========================
いっしょにいることがお互いのヴィジョンにプラスにならないなら、相手にとっても自分にとっても、愛想笑いの数時間(場合によっては数万時間)は、生命エネルギーの無駄使いであり浪費です。
退職や離婚や別離が、お互いの創造のための破壊になるならこれらはけっして悲しいことではなく、むしろおめでたいお祝い事です。
いやなヤツとつきあっている暇など、もう私たちにはないのです。
その時間を、「わくわくする人たち」とのミッションとビジョンとに使いましよう。
いやな人とも我慢してつきあうからこそ勉強になるんだという前世紀的発想からは、もうそろそろ卒業しましよう。
なるほど確かにいやな奴と我慢しておつきあいをして、自分のプラスになることも少なからずあるでしょう。しかし、同じ波動の人物たちとの人間関係(ヒューマン・ネットワーク)から得ることのできるプラスは、そんなちっぽけなものを遥かにしのぐほど大きくしかも快感です。
こうした共鳴現象からは、想像以上の(場合によっては想像を絶する)効果が期待できるのです。
人は小さなプラスのために、大きなマイナスを背負い込んでいる場合が少なくありません。ストレスいっぱいの「愛想笑い」がガン細胞を助長するのです。
「いやだなあ」と想う波動は必ず相手に伝わります。そればかりか、そのマイナスの波動はあなた自身の精神と肉体をも傷つけてしまいます。
「じゃ、イヤな人は無視すればいいんですね?」と感じた人に忠告します。
無視しようとするということは、じつはその相手のことを「無視しよう」と『意識』してしまうことになるのです。
「イヤな人」には、その方の幸せを祈ってあげて、イヤだという想いを解き放して、「拝(はい)、おしまい」です。
もう少しわかりやすい例を挙げてみます。満月の晩に、誰かが湖に小石を投げ込みました。さあどうなるでしょう? たしかにちょっとは波が立ちますが、そのあとまるで何事もなかったかのようにすうーっと静かな湖面に戻ります。
これなんです。人間だからイヤなこと不快なことも当然あります。でもそれは、ほんの一瞬、湖面に立つたつ「さざ波」なのです。ただそれだけです。
あとにはまんまるのきれいなお月さまが映っています。
湖は広いほど、小石の影響を受けません。
逆に小さな水たまりは、ほんの小さな石を投げ入れられても、大きく揺れ動きます。
あなた自身が水たまりから湖へ変身しましよう。
========================
引用ここまで
ストレスをためても仕方ない、「拝(はい)、おしまい」でおしまい
些細なことでカチン☆ときていた私は、今回の引用でいうところの、まだ「水たまり」だったのでしょう。また、交流会参加者の方から後日話していたりすると稀にですが、
(クレームとかではなく)
「○○という人がこんなこと言った。感じが悪かった」
「□□さんがこんなことして、とても失礼に感じた」
という話を聞くことがあります。
同じ人に対して私自身が同じように感じないことも多々あることから、やはり相性とかもあるのでしょう。
もしかしたら、短い時間なので「たまたまの失言・言動」だったかもしれません。
このような「相性」みたいなものは、それこそ人間と人間の付き合いなので「仕方ない」ことなのだろうと最近は思っています。
とはいえ、相手の態度、発言にムッとしたり、カチン☆と来ることもあるでしょう。
そのようなときは、引用文中にある
『「イヤな人」には、その方の幸せを祈ってあげて、イヤだという想いを解き放して、「拝(はい)、おしまい」です。』
これを実践しましょう。
そもそも交流会というものの性質上、人と人が出会えば相性が悪いことも あります。
生理的に合わない人がいたり、中には失礼な人もいるかもしれません。
ただ、もしも「気が合わない人と出会った場合」に
怒気を含んで「二度と会わない!」と思うのではなく、
「その方の幸せを祈ってあげて、イヤだという想いを解き放す」
そんなことができるようになれると人としてまた一段と大きくなれるのではないでしょうか。そのような人間になりたいものです。
またそのような気持ちを持てる人になればこそ、より良い人が現れるようになったりするのかもしれない、なんて思ったりします。
そもそも兼ねてから言っていますが、「交流会で名刺交換をしただけ」の関係は、まだたいした関係ではありません。
ましてや、交流会で「イヤだ」と思ったら、その後その人と付き合っていく必要もなく、ほとんどの場合はもう二度と会うこともないでしょう。
そのような人に対して怒気を含んでストレスをためるより、 「その方の幸せを祈って」あげてみてはいかがでしょうか。
ネガティブな思考が取り払われることによって、もしかしたら交流会が、そして交流会での出会いがこれまで以上に素晴らしいものに感じられるようになるのではないでしょうか。
Web開発・コンサルティング会社の株式会社アクセルメディアも20年間経営したのちM&Aにて売却。
著書:仕事もお金も情報もみんな『人』からやってくる(こう書房)
Amazon 書籍ページ
○フレンドリンク異業種交流会(創立者)
https://friendlink.jp
○株式会社アクセルメディア 創業者(元代表取締役)
http://axel-media.com