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1UPコラム

営業職のススメ ~キーワードは「心地よさ」~ 2016/06/04

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営業職のススメ ~キーワードは「心地よさ」~


営業職を嫌がる理由

今も昔も、「営業職」を嫌がる人は多い様です。
理由は、人それぞれですが、大きく分けると、「ノルマを背負う事」「社外の知らない人とコミュニケーションを取るのが苦手」の2つがメインの様です。
すごく良く分かります(笑)
私の知人にも、最初のお客様に怒鳴られた事により、それ以来、営業職を避ける様になった者もいます。

ちなみに、私が、初めて営業職になったのは、新卒3年目。
内容は、ホテルの宿泊セールスで、最初の1ヶ月は、先輩に同行して貰いながらだったと記憶しています。
正直、先輩と同行している時は、これなら自分1人でも出来ると思いました。
でも、いざ、初めて、1人でお客様を訪問した日は、それまでの同行して貰っていた時と違い、全く上手く話せない。とても緊張して異常に喉が渇き、水ばかり飲んでいたのを覚えています。

誰でもそうだと思いますが、始めのうちは、商品以外のいわゆる雑談をする余裕もなければ、お客様の話をしっかり聞く余裕もありません。
案内だけして、1秒でも早くその場から立ち去りたいと思うものです。
売ろう売ろうというのが、強すぎると売れません。

企業によっては、お客様から質問されるであろう事を想定してのロープレを繰り返すところも多いと思います。自信に繋がるし、落ち着いて話せる様になるし、すごく良いと思います。

営業職として大切なこと

そこでひとつ、お客様にとって、自分と会っている時間・会話が「心地よい」と感じて貰える事が一番大事ではないかと私は思っています。
お客様が「心地よい」と感じる時間は、自分も「心地よい」状態です。
きちんとした挨拶、堂々として余裕を持った謙虚で礼儀正しい振る舞い、「売る」というより「選択肢」を「提供する」というスタンス。
1社1社にきちんと時間をかけて、「準備」をすれば大丈夫です。

多くの人が、最初は嫌だと思う営業職ですが、少し続ければ、楽しめる様になりますし、会社を代表して訪問しているという自覚も芽生え、1日中デスクに座ってパソコンとにらめっこしているより、自分のモチベーションも管理しやすくなります。
そして、夏の暑い日も、冬の寒い日も、雨の日も、雪の日も外回りをするのですから、
楽しみを持ちましょう。私の楽しみは、ピークの時間をずらしたランチです。

ご拝読賜り、厚く御礼申し上げます。

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寺野 良祐
執筆者:寺野 良祐
温泉ソムリエ協会認定 温泉ソムリエ

1973年生まれ 東京都出身
大学時代の飲食店でのアルバイトを通じ、サービス業・接客業に魅力を感じ、新卒で栃木県の温泉地にある大型観光ホテルに入社し、宿泊部門・予約部門・料飲部門を経験。
その後、宿泊特化型のホテルチェーンにて、オペレーション全般・営業・新規開業・地方のホテル再生事業に携わったのち、温泉テーマパークの、団体セールス・館内オペレーションに従事。
現在は、シティホテル・バンケットの営業、企画を担当。

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