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1UPコラム

第3章「人との出会いがすべての始まり」 第9項ボクシングも人脈も『離れ際』が大事 2021/09/01

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第3章「人との出会いがすべての始まり」 第9項ボクシングも人脈も『離れ際』が大事
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第3章 第9項 ボクシングも人脈も『離れ際』が大事

離れ際が「次」へのポイント

 人に良い印象を与えるには最初の7秒が肝心など、出会いにおいて「最初」を意識することはよくあると思います。
しかし、交流会などの出会いでは、「最初」はもちろんですが、実は「最後」がより重要になります。

 交流会では「出会う」ことが目的であると同時に「つながる」ことのほうがもっと重要ですから、本当に意識しなくてはいけないのは「最後」、すなわち「会話が終わるときの“離れ際”」ということになります。

 具体的に言うと、「離れ際」に今後につながる効果的な一言が必要なのです。

 よくありがちなのが、話をしているときは意外と話があって盛り上がったものの、後日また会うことを誘いたいけどどうも誘いにくい、もしくは誘っていいものかわからない、というもの。

 この躊躇の原因は「相手が自分と再度会いたいと思っているか不明確である」ことが多いからです。

 私自身経験がありますが、これを確認しておかないと実に誘いにくいものです。

「たかだか一度会って名刺交換をしたくらいで親しくなったと思うな」なんて思われている可能性がゼロではありません。

これを防ぐために「会うもしくは連絡を入れることに同意をもらう」ことが大切です。
「今度、電話(メール)しますよ」
「今度、一度お茶(ランチ)でもしましょう」
「良い集まりがあるのでお誘いしますよ」
などなど。

 このような打診をして「ええ、わかりました」という答えさえもらってしまえばこちらのもの。
とりあえず「次」の確約が取れたわけです。

【ポイント!】実は、交流会などではこの手のステップなしに、会ったあとにつながっていくことは滅多にありません。
どちらかがこのような打診をして、実際に行動を起こした場合にのみ、イベントで会ってから「次」へと進んでいくのです。

 そして、この打診のもっとも効果的なタイミングが「離れ際」なのです。
ボクシングでもお互いに正対して構えているときは相手にダメージを与える攻撃はできにくいですが、クリンチのあとレフリーに離れるよう指示されたそのときこそ気をつける必要があるといわれているといいます。

 交流会などでも、初対面から正対してお互いが話をしているときは、やはり一定の緊張感があります。しかし、話が一通り終わって、次の人に移るその瞬間はホッとしかかり緊張感が解けるのです。

 そのタイミングで「じゃあ、ちょっとまた今度お茶でもしながら色々とお話させてください。こちらから連絡させてもらいますんで」と軽い感じで言うことで相手も「ええ、わかりました」などと気軽に受けてしまうことが多いのです。
そうすればあとは実際に連絡をしてみるだけです。

 実際に連絡をしてみて相手がどのような態度で接してくるかはわかりませんが、とりあえず「次」へのステップができるわけですのでこれで十分です。

 ちょっと細かいテクニックような感じですが、これがあるのとないのではつながる可能性が全然違います。
交流会などビジネスイベントで人脈を増やそうと思ったら必須のテクニックだといえます。

※次回は第3章 第10項「『会っただけ』では意味がない」に続く

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諏訪 功
執筆者:諏訪 功フレンドリンク異業種交流会 代表者 , 東京都
 フレンドリンク異業種交流会の創立者。2001年よりフレンドリンクを立ち上げ20年以上に渡り運営。「価値ある出会いを一つでも多く作る」をミッションに主にビジネスパーソンの出会いのプラットフォームを構築。
 Web開発・コンサルティング会社の株式会社アクセルメディアも20年間経営したのちM&Aにて売却。

著書:仕事もお金も情報もみんな『人』からやってくる(こう書房)
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○株式会社アクセルメディア 創業者(元代表取締役)
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