トップぺージ > 1UPコラム > 第4章「知っておきたい交流会での小技とタブー」 第6項交流会をビラまきの場と考えない

1UPコラム

第4章「知っておきたい交流会での小技とタブー」 第6項交流会をビラまきの場と考えない 2021/09/01

view 988
第4章「知っておきたい交流会での小技とタブー」 第6項交流会をビラまきの場と考えない
【フレンドリンク代表者著書公開キャンペーン】 ただいまフレンドリンク代表者諏訪功の著書「仕事もお金も情報もみんな『人』からやってくる」全編公開しております。 異業種交流会に参加する際のご参考にして頂ければ幸いです。


第4章 第6項 交流会をビラまきの場と考えない

チラシを配るのはデメリットもあると心得る

 交流会で、ここぞとばかりにビラ配りに専念している人がいますが、これは効果的ではありません。これは自分の評価を下げるだけとなります。

 実際に過去にあった話ですが、交流会に参加しにきて、名刺交換もほとんどせず、じっくり誰かと話すわけでもなく、ひたすら「これ渡しましたっけ?」といいながらビラを配って歩いている人がいました。

 渡した人は「何枚渡した!」と満足していましたが、交流会が終わったあとの会場に半分近く残っていました(苦笑)

 こんなふうに「ビラ配り」なんていう表現をすると、街頭のティッシュ配りみたいに聞こえ、「そんな人いるのかな?」と思うかもしれませんが、会社のパンフレットやイベントの告知情報などと置き換えてみるとどうでしょう。
ドキっとする人も多いのではないでしょうか。

 実際の交流会でも伝えたい情報を紙にして配っているという人を結構見かけます。
(例にあげたような人はさすがに稀ですが)。

 それ自体を強く否定する気はありませんが、交流会で何かを配ることをしたいのであれば、
次のことをお伝えしたいと思います。

(1)効率が悪い
 少し考えればわかることですが、交流会の場でチラシを30~40枚程度配ったところで、実際に1枚当たりの配布のコストを考えれば安くないことがわかります。
 例えば、3000円交流会で30枚のチラシを配ったとすると1枚100円の計算になります。
だからといって、1時間半程度の交流会では枚数をさばこうと思えば思うほど一人当たりに費やせる時間は短くなります。すると会話もそこそこに「チラシだけ渡す」という結果になります。
 せっかくの「出会い」がまったく意味のないものとなります。
 このことからも、決して交流会でチラシを配ることは効率が良いとはいえません。

(2)チラシを渡すことで自分の印象を下げている
 交流会でチラシを渡されてた人がチラシを渡してきた人に対し、印象をよく思うということがあるでしょうか?
これは私の経験上、あまりないと思われます。
逆にチラシを渡されたことによって印象が悪くなることはあるでしょうか?
これはおおいにあります。
 もちろん、チラシをもらってもなんとも思わない人も多いですが、チラシを渡すという行為が印象を良くすることはなくても、悪くする可能性のある行為だということを意識しておきましよう。

 少し極端な表現をすると、交流会において会話をしている二人はフラットな関係ですが、一方がチラシを渡した瞬間、一方は営業をした人(渡した人)、一方は営業をされた人(渡された人)という図式になります。

【ポイント!】交流会という「人と会う場所」で「営業をされる」ことを快く思わない人が大勢いることも知っておくべきです。

 どうしても新しいサービスや商品があってぜひ出会った人のPRしたいということであれば(むしろPRしたいから交流会に参加するという人もいるでしょう)、「数を渡す」という意識は捨て、あくまでもしっかり自己紹介をしあったうえで、まずは口頭でお話をして、相手に興味があるようだったら補足説明としてパンフレットを渡すという流れで行動することです。

 交流会の良いところは「人と出会える」ことです。「face to face」であることが価値があるのです。

 チラシ(パンフレット)という障壁を挟まず対面のコミュニケーションを第一に考えましょう。

 交流会でのビラ配りなどは街角のティッシュ配りと同様、むしろそれ以下の効果でしかないのですから。

※次回は第4章 第7項「もらった名刺はDMリストではない」に続く

【フレンドリンク代表者著書公開キャンペーン】
ただいまフレンドリンク代表者諏訪功の著書「仕事もお金も情報もみんな『人』からやってくる」全編公開しております 
異業種交流会ご参加にあたってご参考にして頂ければ幸いです。

■フレンドリンク異業種交流会公式サイト
異業種交流会へのご参加はこちらから↓
https://friendlink.jp






諏訪 功
執筆者:諏訪 功フレンドリンク異業種交流会 代表者 , 東京都
 フレンドリンク異業種交流会の創立者。2001年よりフレンドリンクを立ち上げ20年以上に渡り運営。「価値ある出会いを一つでも多く作る」をミッションに主にビジネスパーソンの出会いのプラットフォームを構築。
 Web開発・コンサルティング会社の株式会社アクセルメディアも20年間経営したのちM&Aにて売却。

著書:仕事もお金も情報もみんな『人』からやってくる(こう書房)
Amazon 書籍ページ

○フレンドリンク異業種交流会(創立者)
https://friendlink.jp

○株式会社アクセルメディア 創業者(元代表取締役)
http://axel-media.com

編集部おすすめ記事

1UPコラムカテゴリーの人気記事