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第4章「知っておきたい交流会での小技とタブー」 第7項もらった名刺はDMリストではない 2021/09/01

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第4章「知っておきたい交流会での小技とタブー」 第7項もらった名刺はDMリストではない
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第4章 第7項 もらった名刺はDMリストではない

無断で情報を送りつける行為は最悪

 もらった名刺を使って、ここぞとばかりにメールやFAXを送る人がいますが、これはNGです。
これも、効果があるどころか自分の評価を下げることになります。

 ある交流会に参加したら、翌日からメールやFAXでDMがガンガンくるようになった、と怒っている人を何人も見ました。
これまた、送っている本人は喜んでやっていることなのですが、送られてくるほうにとっては迷惑千万なのです。

 出会ったあとになんらかの情報を発信してはいけないということではありません。
社会人として、案内送付には相手の同意を得ることはもちろん、発信先や発信手段、場合によっては発信時間の確認をするくらいの配慮が必要です。


大事なのは社会人としての配慮

 同意をもらったからといって、安心して「なんでもあり」というのはいけません。
具体的には、「発信手段」と「頻度」に注意が必要です。

【ポイント!】まず「発信手段」についてですが、実はトラブルになりやすいのはFAXの送付です。

 過去に実際にあった話ですが、派遣社員で内勤の方が交流会に参加して、会社の名刺を渡したら、翌日から会社にその人個人宛てのFAXが入るようになりました。
通常業務の範囲では社外の人と会うことがないので、上司に「なぜこんなFAXが来るのか? 社外で何かやっているのか?」と問い詰められる事態になりました。

 最終的に契約を切られるというところまではいかなかったものの、あわや職を失いかけたその人は、当然のごとくひどく立腹されていました。

 このケースのように、仮に交流会で会社の名刺を渡したからといって、皆さんが会社公認で交流会に参加しているわけではありません。
そういう意味においても、会社にFAXを送るという行為には、極めて注意が必要です。

では、メールならよいのでしょうか?
メールの場合はFAXのようなトラブルにはなりにくいのは事実です。

【ポイント!】ただし、メールの場合は「頻度」が重要です。

 「ご案内のメールをお送りしていいですか?」と聞かれたので、軽く「いいですよ」と答えたら、翌日から何通もメールが届くようになって閉口したという話もよく聞きます。

 これは、送る側からしたら許可を取ったんだから問題ないだろうと思うかもしれませんが、毎日発行するメールのリストに入れる場合は「メールは毎日発行しています。もしご迷惑でしたら解除方法がメール内に記載してありますので解除してください」と一言添えるくらいは配慮があってもよいでしょう。

 メールマガジンを発信するような人はITに慣れているので「メルマガくらい」と思いがちですが、そのようなメルマガに慣れていない人も想像以上に多いものです。
慣れていない人にとって、毎日来るメールは意外と苦痛だったりするものなのです。

 ちなみに、交流会を主催していてインターネット系の仕事をしている私でも、交流会で会っただけの人がいきなりメールをガンガン送ってくるようになると結構不愉快に感じるものなのです(苦笑)。

 人間関係の基本は「コミュニケーション」です。相手の立場に立って物事を考えることができて、はじめて人脈作りができるようになるのです。

※次回は第4章 第8項「奇抜なのもほどほどに・・・」に続く

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諏訪 功
執筆者:諏訪 功フレンドリンク異業種交流会 代表者 , 東京都
 フレンドリンク異業種交流会の創立者。2001年よりフレンドリンクを立ち上げ20年以上に渡り運営。「価値ある出会いを一つでも多く作る」をミッションに主にビジネスパーソンの出会いのプラットフォームを構築。
 Web開発・コンサルティング会社の株式会社アクセルメディアも20年間経営したのちM&Aにて売却。

著書:仕事もお金も情報もみんな『人』からやってくる(こう書房)
Amazon 書籍ページ

○フレンドリンク異業種交流会(創立者)
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○株式会社アクセルメディア 創業者(元代表取締役)
http://axel-media.com

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